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そこからの解体は、柱や梁などをある程度まとまった状態で取り外し、クレーンで平地に降ろしてから分解するという作業方法に切り替わります。昔ながらの伝統古民家は柱の足下が固定されておらず、束石に乗せただけの状態なので、梁などの横に渡した部材を取り払ったらバランスを失い倒れてしまう恐れがあるからです。
だとすると、クレーンがなかった時代の解体は大変だったろうな、いや、昔の場合は「引き家」によって移転するほうが一般的で、全てバラバラに壊すケースは少なかったのかもしれないな、などと思いを巡らしておりましたが、いずれにせよ、部材を外す順序を誤ったりすれば全体の崩壊を招きかねないわけで、保存・再生を目的とした解体というのは、知恵と経験が要求される高度な専門技術であることを改めて認識させられました。
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